四光波混合を用いた高効率光パルス圧縮
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概要
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四光波混合効率の励起光強度依存性を利用した新しい光パルス圧縮について報告する。四光波混合用の媒体としてはモードフィールド径4.2μmの細径コアファイバを用い、励起光波長をファイバの零分散波長よりも3.1nm長波長側に設定する。この場合、四光波混合効率は励起光強度の増加に対して急激に増大するようになり、その結果、励起光パルスと同期させてファイバに入射された信号光パルスは、その中心部分のみが鋭く増幅される。この特性を利用することによりパルス幅93psの信号光が20psに圧縮されるとともにピーク強度が29.0dB増幅されることを明らかにする。四光波混合により新たに発生した変換光についてもパルス幅が21psと入力信号光よりも小さい値となり、また、ピーク強度は入力信号光よりも28.9dB増幅されることを示す。
- 1997-05-12
著者
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