光ファイバグレーティングを用いた2.5Gbit/s×4TDM信号の光多重分離およびルーティング
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
光ファイバグレーティングは波長選択性に優れた狭帯域のフィルタであり、光サーキュレータと組み合わせることにより、信号光の波長に応じて行先を切り替える波長ルータとして機能させることができる。前回、光ファイバ中での四光波混合による波長変換と上記の波長ルータの組み合わせによる5.2Gbit/s(2.6Gbit/S×2)のTDM信号のDEMUXとルーティングを報告した。さらに信号光の多重度を増加させるためには波長ルーティング部における波長間隔を小さくする必要があるが、そのためにはより鋭い波長選択性を持った光ファイバグレーティングを用いる必要がある。今回、位相マスク法により作製された狭帯域のアポタイズファイバグレーティングを用いて波長間隔1nmの波長ルータを構成し、これを使用して10Gbit/s(2.5Gbit/s×4)のTDM信号の光多重分離とルーティングを実現したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
-
今井 健之
NTT光ネットワークシステム研究所
-
山本 貴司
NTTアクセスサービスシステム研究所
-
今井 健之
NTTアクセスサービスシステム研究所
-
小向 哲郎
NTTアクセス網研究所
-
中沢 正隆
NTTアクセス網研究所
関連論文
- B-10-105 非線形チャープファイバグレーティング対によるピコ秒パルスの高次分散等化
- B-10-92 水戸-前橋40Gbit/sソリトン伝送現場実験II : 同期変調によるソリトンの光3Rを用いた伝送距離の拡大
- B-10-91 水戸-前橋40Gbit/sソリトン伝送現場実験I : 分散マネージメントによる1,000km伝送
- フォトニック結晶ファイバを用いた波長1μm帯高速伝送(高機能光ファイバ及び一般)
- B-7-79 プラガブル型光トランシーバを用いた10G級光波長多重システムの開発(B-7.情報ネットワーク,一般講演)
- C-3-51 高Δ太コアファイバを用いた小型プラガブルCWDMフィルタモジュール(C-3. 光エレクトロニクス(パッシブデバイス・モジュール), エレクトロニクス1)
- B-10-66 プラガブル光モジュールで構成する簡易なWDMシステム(B-10.光通信システムB(光通信), 通信2)
- B-10-50 反射型 SOA による WDM-PON システム用端末のインターオペラビリティ
- チャープファイバグレーティングを用いた分散等化器の設計
- B-10-104 非線形チャープファイバグレーティングを用いた分散等化器の設計
- B-10-87 1.3μm SMF-CFG分散補償による10Gbit/s-2900km DMソリトン伝送特性
- 中心波長シフトのないチャープファイバグレーティングの分散制御
- チャープファイバグレーティングの分散特性の制御
- 波長可変光ファイバグレーティングを用いた全光ファイバ型Qスイッチレーザ
- 光ファイバ中の4光波混合による波長変換とファイバグレーティングを用いたTDM信号の多重分離およびルーティング
- 光ケーブル増幅器
- ファイバグレーティングのスペクトルフィルタリングへの応用
- 高品質ファイバグレーティングの作製とその波長チューニング
- 光強度に依存する位相整合条件を考慮した高効率四光波混合
- 光ファイバグレーティングを用いた波長可変Qスイッチレーザ
- 光ファイバグレーティングを用いた2.5Gbit/s×4TDM信号の光多重分離およびルーティング
- EDFAを用いた既設、長尺光ファイバの群速度分散測定
- 高速光TDM信号のDEMUXと光ルーティング
- 四光波混合による波長変換とファイバグレーティングフィルタを用いた波長ルーティングとによる信号光のパス切替え
- 分布定数型エルビウム添加光ファイバ増幅器におけるフェムト秒ソリトン間相互作用の偏波依存性
- フェムト秒ソリトン伝送におけるソリトン間相互作用の偏波依存性
- テラビット/秒光データパルス列の発生
- 80Gbit/s-500km光ソリトン通信
- 高調波-再生モード同期ファイバレーザを光 VCO として用いた PLL 動作
- B-10-71 柱上設置型光増幅PON中継器(B-10.光通信システムB(光通信方式,光通信機器,デバイスのシステム応用,光通信網・規格),一般セッション)
- 四光波混合を用いた高効率光パルス圧縮
- 分散補償技術を用いた1.3μmSMファイバによる10 Gb/s-10,600km光ソリトン伝送
- 光ソリトン、NRZ、および零分散RZ伝送の理論的・実験的比較
- フェムト秒ファイバレーザ
- 光ソリトン伝送技術
- 光ソリトン伝送の最近の動向(招待講演)
- 光ソリトン通信の最近の展開
- 40 Gbit/s WDM (10Gbit/s×4波)-10,000kmソリトン伝送
- 水戸-前橋(首都圏ループ網)20Gbit/s-2000km光ソリトン現場実験
- 光ケーブル増幅器の作製
- 20GHz帯フェムト秒光パルス列の発生
- 広帯域波長可変フェムト秒ファイバレーザ
- 首都圏ループ網における10Gbit/s-2,000kmソリトン伝送現場実験
- 10GHz帯高周波-再生モード同期エルビウムファイバレーザ
- 超長尺エルビウム添加光アクティブ線路の増幅特性
- フェムト秒光ソリトン間相互作用に関する解析
- 四光波混合による利得を有する高効率光パルス圧縮
- 四光波混合を用いた利得を有する高効率光パルス圧縮
- 光強度に依存する位相整合条件を考慮した光ファイバ中の高効率四光波混合
- 超高速光ソリトン通信の技術動向
- ソリトン長距離通信の進歩
- 160Gbit/s-225km光ソリトン伝送実験
- ファイバグレーティング及び光サーキュレータで構成された光バンドパスフィルタ
- 波長1.5μmにおける750fs、10GHz再生モード同期ファイバレーザ
- ファイバレーザー
- 群遅延差に依存しない簡略化MIMO処理を用いたモード多重伝送(コア・メトロシステム,フォトニックネットワーク・システム,光ネットワーク運用管理,光ネットワーク設計,トラヒックエンジニアリング,シグナリング,GMPLS,ドメイン間経路制御,ネットワーク監視,イーサネット,光伝達網(OTN),高速インタフェース,光制御(波長変換・スイッチング・ルーチング),光ノード技術,光クロスコネクト(OXC),光分岐挿入多重(OADM),光多重・分離装置,光信号処理,光スイッチ素子,一般)
- 群遅延補償伝送路を用いたWDM-MIMO伝送(【光ファイバ伝送路】光ファイバケーブル・コード,通信用光ファイバ,光ファイバ線路構成部品,光線路保守監視・試験技術,接続・配線技術,光ファイバ測定技術,光コネクタ,ホーリーファイバ,機能性光ファイバ,光信号処理,光ファイバ型デバイス,光測定器,レーザ加工,ハイパワーレーザ光輸送,光給電,一般)
- フェムト秒レーザ光源を用いた単一偏波、単一波長 テラビット/秒データパルス列の発生
- 10GHzフェムト秒ファイバレーザとその波長多重光源への変換技術
- 分散同調型ファイバレーザの動作解析
- 10 GHz, 2 ps高調波-再生FMモード同期ファイバレーザ
- 外部クロックに同期した分散同調型高繰り返しファイバレーザ
- 10GHzフェムト秒ファイバレーザとその波長多重光源への変換技術
- フェムト秒ファイバレーザを用いた10GHz-16チャンネルWDMパルス列の発生
- 平均出力0.5W、繰り返し10GHz、1.55μm帯フェムト秒光源
- 超大容量化に向けたモード多重技術の検討(光波センシング,光波制御・検出,光計測,ニューロ,光ファイバ(ホーリーファイバ,マルチコアファイバ等含む)伝送とファイバ光増幅・接続技術,光ファイバ計測応用,一般)
- 超大容量化に向けたモード多重技術の検討(光波センシング,光波制御・検出,光計測,ニューロ,光ファイバ(ホーリーファイバ,マルチコアファイバ等含む)伝送とファイバ光増幅・接続技術,光ファイバ計測応用,一般)
- 超大容量化に向けたモード多重技術の検討(光波センシング,光波制御・検出,光計測,ニューロ,光ファイバ(ホーリーファイバ,マルチコアファイバ等含む)伝送とファイバ光増幅・接続技術,光ファイバ計測応用,一般)
- 群遅延補償伝送路を用いた WDM-MIMO 伝送