ターボ符号を用いたフィードバック付きパラレル干渉キャンセラのマルチパス環境下における特性評価

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概要

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本研究では、ターボ符号を用いたフィードバックパラレル干渉キャンセラの特性評価を行ったので報告する。本キャンセラシステムにおいては、レプリカ信号生成の際にターボ復号を行うことで初期判定誤りを低減し、また、キャンセラ後の信号をフィードバックしてレプリカ作成に用いることで効果的に他局間干渉の低減が可能である。評価は3GPPに規定されているパスモデルについて行い、マルチパス環境とターボ復号のイタレーション回路および、キャンセル後の信号のフィードバック回数について考察した。その結果、電力が比較的高いパスが存在するcase1およびcase2においては、パスが指数関数的に減衰して到来するcase3に比べて、キャンセル後のフィードバックの効果が大きく得られた。しかし、ターボ復号のインタレーション回数の効果については、チャネル変動が緩やかなcase1およびcase2に比べて、変動の速いcase3の方が大きかった。
2001-10-12

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