分散ダイナミックチャネル割当法におけるリユーズパーティショニングと送信電力制御が干渉特性に与える影響

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概要

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分散ダイナミックチャネル割当法(DDCA)は,トラフィックの変動に柔軟に対応可能なことから注目を集めている.特に,リユーズパーティショニング法や,さまざまな送信電力制御方式と組み合わせることで,更に良好な呼損・干渉特性が得られることがシミュレーションにより明らかにされている.本論文では,まずDDCAにおけるチャネル割当てと干渉に関する定式化を行う.つぎにそれに基づき,リユースパーティショニングが理想的に並立されるようにチャネル割当てを行う場合,他局の発呼に伴う干渉に起因するSIRの劣化に下限を設けられることを明らかにする.そして,この下限がチャネル割当時のSIRマージンとリユースパーティショニングの特性を表す指標および電力制御方式によって記述されることを示す.また,リユースパーティショニングを理想的に行えない場合を含め,通話中の移動局と基地局のSIRが他局の発呼に伴いどの位劣化し得るか,あらかじめ予測し得ることを示す.
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-06-25

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