無線アドホック通信ネットワークにおける輻輳回避型マルチキャスト方式

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概要

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本報告では回線交換型のアドホック通信ネットワークにおいて、通信量の低減を図った輻輳回避型マルチキャスト方式を提案するとともに, 計算シミュレーションによる評価結果について述べる。無線端末同士が直接通信するアドホック通信ネットワークは基地局やバックボーンとなるネットワークを必要としないため、設置、変更、撤去等のコストが低いという利点がる。その実現においては端末の移動等、ネットワークトポロジーの変化に柔軟に対応できる経路制御を行うことが重要である。しかし、従来の方法では経路制御を行うための通信や経路制御が不十分であることに起因する通信のオーバヘッドが大きい。そこで, 輻輳回避型フラッディング法及びフラッディング法と経路情報を用いた配送を切替える配送方式を提案し、その評価を報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-01-21

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