ARQを用いた無線動画像通信の伝送遅延の改善法の検討
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概要
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リアルタイム性が要求される動画像通信にARQを適用すると, 再送による画像フレームの遅延が問題となる. 本検討はこの遅延を削減するための改善法について示すものである. まず, 画像フレームの遅延時間について解析し, 次にこの各々の遅延を削減するための方法について述べ, その中で, 受信側からの応答情報を用いて通信路の状態に応じた発生符号量の制御方式の提案を行なっている. 計算機シミュレーションにより特性評価を行ない, その結果, 再送遅延の発生に対応して次フレームの発生符号量とフレーム間隔を調節し, 主観評価で示された許容品質を満たしつつ, 最大遅延時間を抑える制御が可能であることを明らかにしている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-08-09
著者
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