移動無線におけるRLS-MLSEの位置づけ
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概要
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移動通信における無線伝送研究の目標は、周波数の有効利用を図りつつ、高品質かつ高度なシステムを実現することである。そのための技術的課題はフェージングと干渉の克服であり、ダイバーシチ、伝送路等化、干渉キャンセルの技術が古くから提案され、幅広く研究されてきている。本論文では、上記の3つの技術について、発想の原点および進化の過程を振り返ることから、互いにオーバーラップする部分が現れるようになってきた経緯を述べる。そのうえで、ダイバーシチ、伝送路等化、干渉キャンセルの3つの機能を複合した最適検波方式が、逐次最小2乗法によるチャネル推定と、最尤系列推定による信号検出という通信理論における2つの基本原理をもとに導出されることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-10-23
著者
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