移動通信用10Mbps p/4-QPSK装置の開発 : 簡略化ビタビ等化器の概要
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概要
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陸上移動通信において, 高速伝送を行う場合に問題となる周波数選択性フェージング対策として, 優れた性能をもつビタビ等化器 (最ゆう系列推定器) がある. しかし, QPSKなどの多値変調方式に適用する場合には, 補償する遅延波の遅延時間の増加にともない, 演算量が急速に増加するため, 装置化が現実的でなくなる. 本稿では, 電力の大きい2波を選択し状態数を限定した系列推定法により演算量を大幅に削減した方式を用いて, 伝送速度10Mbit/sのπ/4-QPSK装置 (4チャネルTDMにより, 1ユーザーあたりの伝送速度2Mbit/s) について検討を行った. 小ゾーンセル, またはマイクロセルへの適用を考慮し, 最大補償遅延時間を1.8μsecとした場合について計算機シミュレーションによる検討を行った.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-08-09
著者
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