赤外線ビームと電磁波を用いた屋外設備用ワイヤレスタグシステムの検討

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概要

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屋外通信設備の保守管理に用いるワイヤレスタグシステムについて検討した。このシステムは強指向性の赤外線ビーム(IR)を利用したIRコマンダ、IR受信とともに起動し、指向性の弱い電磁波(RF)により自己保持データを返信するIR-RFタグ、並びにタグデータを受信するRFレシーバから構成される。IRによるタグ起動を行うことにより、作業者が対象設備を視覚的に特定することができ、また、RFによる設備データ返信により、広い円形エリア内でデータ受信が可能となる。さらに、タグ自身のメンテナンスを容易にするために、タグ電力は太陽電池と二次電池から供給する方式とした。プロトタイプシステムにおいて、9m以内(広がり角:±15度)でタグ起動が可能であること、半径9m以内の範囲で、設備データが受信できることを確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-11-14

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