自律分散型マルチキャリア高速無線LANにおけるランダムパルス送出方式を用いたマルチキャリア割り当て法

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概要

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近年注目を集めているマルチキャリア変調は、周波数選択性フェージングの影響を低減できるだけでなく、各端末の要求に従って複数のキャリアを動的に割り当てることにより、高効率なチャネル利用が可能となる。従来、このようなシステムではキャリアの割り当てに集中局を用いている。しかし、システムは大規模になり自由度も少なくなる。そこで、本研究ではマルチキャリア無線LANにおいて、自律分散なシステムを実現するため、ランダムパルスを送信し衝突を回避する機構を備えたキャリア割り当てM-CSMA/RCA方式の提案を行う。本システムを適用することにより、遅延量の増加とスループットの低下を抑えることができ、集中局を用いた場合に近い特性が得られることが確認できた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-05-26

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