高イオン導電性フッ素系ゲル電解質を用いた色素増感太陽電池への応用(有機材料・一般)

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概要

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フルオロアルキル基含有アクリルアミド(AMPS)系オリゴマーが、無架橋状態でピラゾール系のイオン性液体中においてゲル化することが明らかとなった。イオン性液体中で形成された新規のフッ素系オリゴマーゲルは、室温で10^<-2>S/cmオーダーの高いイオン伝導を示した。本研究ではフッ素系オリゴマーを用いてゲル電解質を合成し、導電率に及ぼすオリゴマーのフルオロアルキル基エンド側鎖およびイオン性液体等の影響について調べた。また高イオン導電性を持つゲル電解質の応用として、色素増感太陽電池(FTOガラス基板電極/TiO_2、ルテニウム系色素、ゲル電解質/Pt電極)素子を構成し、V-I特性、変換効率などの諸特性を測定した。得られた開放電圧(Voc)、短絡電流密度(Jsc)、変換効率(η)は、各々Voc=0.6V、Jsc=3.4mA/cm^2η=2.5%であった.
2004-09-03

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