通信網構成図を用いたルート選択操作の分析
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概要
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大規模通信網の画面表示条件の明確化を狙いとして,2階位網からなる通信網構成図上の2点間の最短ルートを検出する実験を行い,以下を明らかにした.(1)通信網構成図の複雑さは,特定地域内のノード数×ノード面積/特定地域の面積として定義したノード占有度によって表現できる.(2)操作性から見たノード占有度の上限値は,課題の達成時間,正解率と後戻り回数からそれぞれ0.5,0.4,0.7であり,これは,既に得られている見易さから評価した上限値0.2より大きく,従ってノード占有度を0.2と規定することにより,操作性と見易さの両面を満足できる.(3)通信網構成図が複雑になるにつれて,特に1本のルートをたどる操作が難しくなるとともに,ルートが見通せなくなるための選択誤りが増加する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-20
著者
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