導出原理を用いた多エージェント自己認識論理の決定手続きの効率化
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概要
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非単調論理の一つである多エージェント自己認識論理には、導出原理とラベル付けを用いた決定手続きが提案されている。しかし、この方法は、一般に、ラベル付けを行う回数が組み合わせ的に爆発することが指摘されている。論理に基づく知識処理システム実現のためには、このような決定手続きの効率化は重要な課題である。そこで、本稿では、ラベル付け回数の爆発を防ぐための手法を提案する。本手法では、前提知識から確定できるラベルをあらかじめ求め、さらに、矛盾する拡張を導くラベル付けの削除を行う。また、充足可能性の判定に必須な導出木集合のみを用いた判定を行う。この手法を計算機上に実現し、手続きに要する時間の比較および評価を行った結果、5階層の単純継承問題において実行時間の大幅な短縮を達成することができた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-05
著者
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河口 信夫
名古屋大学
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外山 勝彦
名古屋大学大学院工学研究科計算理工学専攻
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外山 勝彦
名古屋大学大学院情報科学研究科
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稲垣 康善
名古屋大学
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河口 信夫
名古屋大 大学院工学研究科
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本田 和利
名古屋大学大学院工学研究科
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外山 勝彦
名古屋大学
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