母音知覚における文脈効果の測定とそのモデリング
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概要
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本文では、文脈効果とそれを発生させる物理的要因について聴取実験を行い、検討した。連続音韻が定常音,渡り音の2種類の物理量と、目的母音の組合せで構成されていると考え、これらの合成音声を実験に使用した。その結果、定常刺激音のみ、あるいは渡り音のみでは文脈効果は大きく現れず、これら一連の流れが音韻の自然性を作りだし、文脈効果に大きな影響を与えることが分った。また、前後の母音からの音韻的相互作用による文脈効果の存在が示唆された。更に上記の結果より、文脈効果モデルを考案した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-03-18
著者
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