FL関数の無いMISTYに対する高階差分攻撃
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概要
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MISTY は三菱電機の松井によって提案され、線形攻撃と差分攻撃に対して証明可能安全性を持つ共通鍵ブロック暗号である。本稿では、高階差分攻撃を用いて FL 関数の無い MISTY の強度評価を行う。高階差分攻撃に必要な差分階数は、F 関数の代数次数に依存し、使用する選択差分によって定まる。簡単な代数次数計算では、3段通過後の出力の次数は36次以上となる。本研究では、7階差分を用いた攻撃を可能にする選択平文を見いだした。その結果、FL関数の無い5段MISTYが7階差分で攻撃できる。これに必要な選択平文は約1, 500個であり、計算量は2^<16.76>である。計算機実験では、約0.5秒を要した。
- 1998-05-15
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