動的スワッピング機構を持つ暗号方式と差分解読
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概要
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DESの各段のF関数入力部で確率的にスワッピングを行う新方式(RDES)を提案する。スワッピング動作は各段の入力データにより動的に制御される。この新方式は差分特性確率を下げる事により、解読成功確率を下げる。最適2段差分特性を解析し、次のRDES方式の強度評価を行った。(1)1レベルの最適スワッピングを行うRDES-1'、(2)2レベルのスワッピングを行うRDES-2と(3)2レベルの最適スワッピングを行うRDES-2'である。主な結論は以下の通り。(a)16段のRDES-1'とRDES-2の差分解読の手間は鍵の全数探索以上、(b)16段RDES-2'の差分解読には2^63>組以上の選択平文が必要であり、差分解読は適用不可、(c)暗号, 復号化変換の速度はDESとほぼ同等である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-10-26
著者
-
金子 敏信
東京理科大学
-
小山 謙二
NTTコミュニケーション科学研究所
-
小山 謙二
Nttコミュニケーション科学基礎研究所
-
小山 謙二
日本電信電話株式会社 Nttコミュニケーション科学基礎研究所
-
テラダ ロウト
サンパウロ大学
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