同報暗号通信における鍵配送方法に関する考察
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概要
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現在まで, 幾つかの同報暗号通信方式が提案されでいる. しかし, 多くの方式は受信者数に比例して鍵配送データの長さが長くなるため, 受信者となるエンティティ数が大きい場合には効率的な問題が生じる. これに対して, 満保らはエンティティの鍵をそれぞれ部分的に重なり合った情報から作成することにより, 鍵配送データを小さくできる方式を提案している[2]. 本論文では, まず, この方式はエンティティの結託攻撃に対して安全性に問題があることを示す. 次に, エンティティの結託攻撃に対して安全である鍵配送方式について, 2つの方向から考察を行なう.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-11-18
著者
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