同報暗号通信のための鍵配送方式について
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概要
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筆者らは, (a)各エンティティは個別の鍵情報を所持する, (b)鍵配送データの長さは受信者数よりも低いオーダである, (c)エンティティの結託攻撃に対して安全である, の特徴を持つ同報暗号通信のための鍵配送方式に関しての検討を行なってきた[7,8]. 本論文では, 文献[7]で提案されている方式(方式A)において結託攻撃に対して安全であるためには鍵生成に複雑な条件が必要になるといった問題が生じることを示し, この方式とは異なった観点から結託攻撃に対する安全性を求めて新たな鍵配送方式を提案する. 提案方式は, (1)方式Aのような問題が発生しない, (2)結託攻撃が有効となる結託しきい値を持たない, (3)効率的な処理が可能, の特徴を持つ.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-07-19
著者
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