効率的かつ安全性証明可能な公開鍵暗号方式
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概要
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本論文では, Rabin暗号とElGamal暗号をベースに, 暗復号化処理の効率性を向上させるための改良を加えた公開鍵暗号方式について述べる。提案方式では, 受動的攻撃による完全解読に対する安全性を素因数分解問題よりも困難な問題であることの証明により保証することができ, さらに部分解読に対する安全性の規準である強秘匿性については, 制限付きDiffie-Hellman決定問題との等価性により示すことができる。また, 効率性については, 暗号化の場合は前処理を許すと2回のモジュラー積を行なうのみ(Jacobi記号の計算は除く)であり, 復号化については楕円曲線暗号と同程度の高速な処理が可能である。
- 1999-03-05
著者
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