複数話者発声時の話者数と音素の知覚について
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概要
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本検討では、継時的あるいは同時的に複数の話者が存在するVCV(C:閉鎖子音における話者数の知覚と音素知覚を同時に検討した。その結果、複数話者の知覚が生起している状態でも、音素特徴の抽出過程後に働く音素特徴の知覚的統合には、話者性情報の影響がないこと及び話者数の知覚には、VCVの閉鎖前部と後部における子音情報の競合関係が影響を持っていることを明かとした。後者の結果は、話者数の知覚が音素特徴抽出に先だって行われる音源分類・同定の低次のレベルの処理だけで決まるものでないことを示している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-07-22
著者
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