フラククル次元および位相空間写像による正常および病的音声のゆらぎの特徴付け
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概要
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この研究は、正常音声と病的音声(rough)の基本周波数および最大振幅のゆらぎをフラクタル次元や位相空間写像によって、特徴付けを行っている。音声のゆらぎのフラクタル次元は、相関次元によって計算している。また、音声のゆらぎの位相空間写像は、埋め込みによって計算している。音声のゆらぎのフラクタル次元を計算した結果、正常音声のゆらぎの方が1次元程度高い次元を持つことがわかった。再構成された正常音声のゆらぎと病的音声のゆらきの位相空間写像には特徴的な異差があることがわかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-07-22
著者
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