キャッシュ構造の異なるCPUとキャッシュ攻撃(ブロードバンドモバイル時代における基礎技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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2002年に角尾らは,CPUのキャッシュの処理時間差を用いたキャッシュ攻撃を提案した.キャッシュ攻撃は,非線形変換テーブルを有する暗号アルゴリズムに汎用的に適用できる.そのため,CRYPTREC提案暗号やAESなど数多くの暗号に対して適用可能であることが報告された.角尾らによるCamelliaのキャッシュ攻撃に関する報告では2^<26>組の平文の中から暗号化時間が短い平文を2^<18>組抽出し,2^<24>回の拡大鍵の試行で秘密鍵128ビットを導出している.本研究では大熊らによって提案された平均値法をもとに,特定のSBoxへの入力の制約条件を求めることにで,各拡大鍵を独立に求めることに成功し,2^<21:4>組の平文で秘密鍵128ビットを導出することができたので,その結果について報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-03-08
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