連続発話母音の基本周波数変動とその知覚
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概要
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本研究では、話者が連続して発話している母音の基本周波数の細かい変動と音質の関係を分析した。話者9人の各母音のEGG(Electro-Glotto-Graph)をLaryngographで測定し、得られたEGGに平滑化、微分、いき値処理、内挿を行なうことで、細かい変動を含む基本周波数を推定した。45種類の基本周波数推定値を分析したところ、4種類の集団に基本周波数の変動を分類することが可能になった。さらに聴取実験において、異なる集団間の基本周波数を用いた合成音声は音質に明確な差があること、各集団を知覚する上で影響特徴的な周波数帯域が存在することが明らかになった。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-06
著者
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