発話速度を考慮した文脈効果のモデル化

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概要

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これまでに提案している文脈効果モデルには、調音結合の影響を緩和する働きがあり、音声認識の前処理として有効に機能することを示している。しかし、モデルはある特定の一話者に特化したものであり、他話者に対する有効性は定かではなかった。本報告では、新たに発話速度を考慮して文脈効果のモデル化を行う。これにより、発話速度さえわかれば話者に適したモデルを得ることができる。認識実験の結果、提案したモデルを用いることにより実験で用いたすべての話者において認識率の向上が得られた。そして、モデルによって連続音声のホルマント位置がどのように変化するかを示し、モデルの機能について考察する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-07-17

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