韻律ラベリング・システムJ_ToBIを用いた基本周波数制御規則の自動抽出
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
規則音声合成システムによる合成音声の自然性向上に重要な役割を果たす基本周波数(以下F_0)制御規則の抽出の完全自動化を目指して,汎用の韻律ラベリング・システムJ_ToBIのラベル情報を利用する方法を提案した. 本方法では,藤崎らの重畳型F_0制御モデル(以下 藤崎モデル)で用いられるタイミング情報と,J_ToBIシステムのラベル情報との共通性に着目し,藤崎モデルを利用したF_0制御規則抽出の際に用いる時系列データの分祈のための初期値の導出にJ_ToBIラべルを利用する. 人手による初期値付与によって得られたF_0制御規則と,提案手法による規則とを比較したところ,ほぼ同等のF_0推定精度を示すことがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-22
著者
-
平井 俊男
(株)エイ・ティ・アール音声翻訳通信研究所:(現)(株)オージス総研
-
樋口 宜男
Atr音声翻訳通信研究所
-
樋口 宜男
(株)エイ・ティ・アール音声翻訳通信研究所:(現)国際電信電話株式会社
関連論文
- 韻律ラベリングシステムJ_ToBIのラベル情報を用いた重畳型基本周波数制御モデルパラメータの自動抽出
- 韻律ラベリング・システムJ_ToBIを用いた基本周波数制御規則の自動抽出
- 波形接続型音声合成システムCHATRの基本周波数に関する音素単位選択規準の改良
- 韻律制御パラメータ数を考慮した評価尺度に基づく韻律句境界の自動検出
- 統計的手法を用いた基本周波数制御規則の自動抽出
- 複数話者の音声データベースから自動生成されたF_0制御規則の分析
- 臨界制動モデルパラメータの分布特性を用いたフレーズ境界の自動推定のための尺度の検討
- 統計的手法を用いた基本周波数パタン制御指令の自動分類
- 話者選択と移動ベクトル場平滑化を用いた声質変換における写像元話者の選択方法
- 雑音環境下における音声の個人性知覚の分析
- 話者選択と移動ベクトル場平滑化による声質変換のためのスペクトル写像
- 音声の個人性知覚に影響を及ぼす音響的特徴の分析
- 音声の個人性知覚における既知話者/未知話者の影響
- SSVFSを用いた発話特徴模擬システムの構築とSSVFSにおける写像元話者設定法の検討
- 音素内最適経路探索を用いた単位接続型音声合成方式
- 個人性の判別に影響を及ぼす音響的特徴の分析
- 話者選択と移動ベクトル場平滑化を用いた声質変換のためのスペクトル写像
- 話者選択と移動ベクトル場平滑化を用いたスペクトル写像による声質変換の検討
- 個人性の知覚に影響を及ぼす音響的特徴の分析
- Complex RBFネットワークを用いた音声変換方法
- 逆フィルタ波形の勾配を用いた音声波形の極性の検出
- STRAIGHTを用いたCHATRの韻律制御
- 日本人の姓のアクセント型推定
- 韻律を用いたテキスト非限定型発話アクト識別方法
- 音素内最適経路探索を用いた可変長単位接続音声合成方式
- 確率文脈自由文法を用いた韻律句境界とポーズ位置の予測
- 確率文脈自由文法を用いた韻律句境界の推定
- 音声の個人性知覚に影響を及ぼす音響的特徴の定量的分析