気相潤滑方式による電気接点潤滑剤の研究(第16報)
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概要
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比較的低電圧・低電流で動作する小型モータは、ブラシ、整流子の性能を向上させることが最も重要な問題である。ブラシ、整流子の性能劣化の原因は、接点表面へ電気絶縁性の黒化物の生成、SiO_2の生成、硫化物の生成とブラシ、整流子の異常摩耗などが挙げられる。我々が開発した気相潤滑方式は、ある種の第三物質を積極的にモータ内雰囲気に添加することにより、有害物質の影響を希釈ないしは排除しようとする新しい技術着想によるものである。本報では接点表面での炭化水素の挙動の内、特に芳香族炭化水素の分子量の変化と生成物の形状と接点潤滑剤の分子量の接点表面への吸着後の経時変化等について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-12-16
著者
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