気相潤滑方式による電気接点潤滑剤の研究
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概要
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比較的低電圧・低電流で動作する小型モータは、ブラシ、整流子の性能を向上させることが最も重要な問題である。ブラシ、整流子の性能劣化の原因は、接点表面へ電気絶縁性の黒化物の生成、SiO_2の生成、硫化物の生成とブラシ、整流子の異常摩耗などが挙げられる。我々が開発した気相潤滑方式は、ある種の第三物質を積極的にモータ内雰囲気に添加することにより、有害物質の影響を希釈ないしは排除しようとする新しい技術着想によるものである。本報では基礎実験として、短期間に接点潤滑剤の有効性を確認する方法としてスリップリングによる性能試験と小型モータによる各種薬品類の効果について研究を行ったので以下報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-10-24
著者
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