組合せ的最適化問題を多項式時間で解く量子コンピュータについて
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概要
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1994年, Bell研のShorは公開鍵暗号の基礎である素因数分解を量子コンピュー夕上で多項式時間で解くことのできるアルゴリズムを発見した. この発見を機に, '80年代からFeynmanらが始めた量子コンピュータの概念が一躍脚光をあびることとなった. そして, 今日まで多くの研究者が「古典的な計算機では膨大な計算量を要する問題を量子コンピュータで解くと, どれほどその計算量が減少するか」という問題に挑んでいる. 本論文では, 組合せ的最適化問題をある条件の下で多項式時間で解くことのできる量子コンピュータ上のアルゴリズムを, 巡回セールスマン問題を例として提示する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-11-08
著者
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