独立成分解析におけるTsallis相互情報量の適用の効果について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
観測情報から情報源を抽出する独立成分解析を用いたとき,その分離の結果は各種初期値の設定などにより大きく異なることが少なくない.線形に混合されているにも関わらず,どのように初期設定を変えても分離できない場合もある.独立成分解析における独立性の基準はいくつかあるが,本報告では相互情報量をその基準に用いた独立成分解析に着目し,その独立性の指標として,Shannon相互情報量を1パラメータ(q∈[0,1])拡張したTsallis相互情報量を用いたときの効果について報告する.特に,Shannon相互情報量を用いた独立成分解析では分離できないような画像の例を挙げ,qのコントロールにより,それらが分離可能になることを示す.また,その学習過程におけるqの効果についても報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-07-19
著者
関連論文
- 3P7a-10 肝エコー画像におけるスペックルリダクションへの独立成分解析の適用(ポスターセッション)
- 量子力学的チャネルを用いたJaynes-Cummingsモデルの記述と情報量による解析(量子情報理論とその応用)
- 量子相互エントロピーによる量子増幅過程の解析(量子確率論とエントロピー解析)
- スクイズド真空状態による誤り確率の改善
- スクイズド真空状態の量子通信過程への応用
- 量子テレポーテーション過程の量子情報論的アプローチ(量子確率論とエントロピー解析)
- 実環境内におけるロボットの Q-learning とその行動政策の逐一修正の検討
- 肝エコー信号における独立成分の抽出
- 独立成分分析による肝エコー信号からの病変情報分離(医用超音波・アコースティックイメージング)
- A-2-4 GAによるCPGパラメータの最適化と足踏みシミュレーション(A-2.非線形問題,一般講演)