マイクロセル移動通信に適した交差偏波干渉キャンセラ
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概要
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マイクロセル移動通信システムは垂直、水平偏波を利用することでその容量を倍にすることができる。しかしながらレイリーフェージング環境下においてはそれらの偏波面の回転により、垂直偏波信号は水平偏波信号に、水平偏波信号は垂直偏波信号により干渉を受けることとなる。本稿では新しい交差偏波干渉キャンセラ(XPIC)を提案している。このXPICは希望信号だけでなく干渉信号をも推定することにより、垂直/水平偏波送信信号の復元を行うことに特徴がある。提案XPICは垂直/水平偏波信号の送信電力比が1の場合に最適な干渉除去が可能である。さらに、本キャンセラはレイリーフェージング環境下での両偏波を用いた同時送受信を可能にしている。
- 1995-05-23
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