相関器を用いた最大比合成ダイバーシチの検討 : SIR推定値による重み付け
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概要
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フェージング回線では, ダイバーシチ受信の適用により伝送品質を大きく改善できる. しかし, 同一チャネル干渉が存在すると, 従来の検波後最大比合成では, 受信信号レベルがS/N(Nは同一チャネル干渉も含む)に比例しないため, 十分な伝送特性の改善効果を得ることができない場合が生じる. 本稿では, 相関器の出力を用いてSIRを推定し, その推定値を各ブランチの重みとしてダイバーシチ合成を行う方式を提案し, その特性を評価した. 計算機シミュレーションの結果, 提案方式により, 高精度なSIRの推定が可能であり, 同一チャネル干渉存在下におけるビット誤り率を従来の検波後最大比合成と比較して大幅に改善することができることがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-24
著者
-
中村 修
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
-
高梨 斉
NTTマルチメディアコミュニケーションズ研究所
-
高梨 斉
NTTワイヤレスシステム研究所
-
田中 利憲
NTTワイヤレスシステム研究所
-
前原 文明
Nttワイヤレスシステム研究所
-
中村 修
NTTワイヤレスシステム研究所
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