日本人宇宙飛行士の健康管理

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概要

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日本人が初めて宇宙飛行をする機会を捉えて、心電図、血圧などの生体モニターを行い、飛行中の健康管理を行った。その結果、心拍数、血圧は特に大きな変化は認めなかったが、飛行初日では両者とも通常より高値を示し、その後徐々に適応する過程が観察された。臨床症状に関しては、初日は宇宙適応症候群の症状を呈したが、2日目より軽快し作業能に影響することなく経過した。以上、飛行初日には軽度の異常は見られたものの、以後作業能に有意に影響を与えることなく経過し、飛行中日本人宇宙飛行士の健康状態は概ね良好に保たれたと考えられた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-06-25

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