静止衛星の測距・軌道決定におけるバイアス誤差最小化定理
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概要
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2局の測距にもとづく静止衛星の追跡・軌道決定に関する有用な事実を見いだし、その証明を与えた。すなわち、衛星からみたときに2局を結ぶ直線が赤道面に垂直であり、また追跡期間が軌道周期の整数倍である、という二つの条件が成り立つならば、測距のバイアス誤差にともなって発生する軌道決定誤差は、経度方向への最小化された固定オフセットのみとなり、a,e,i,Ω,ωの誤差はすべてゼロになる。この事実を軌道決定精度の向上のために応用することができ、特に、静止軌道の混雑にともなう多数衛星の共位置軌道制御に有効であることを述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-06-25
著者
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