静止衛星相対追跡装置の開発
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概要
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今後の衛星通信の需要増加に伴い、静止軌道上の衛星を効率良く密に配置して衛星数の確保を図る必要がある。そのための高安定で高精度な衛星追跡システムが検討されている。人工衛星の測角手法としては電波干渉計の技法を用いた方式が提案されてきているが、個々の空中線系における固有位相変動を抑えることが難しいとされてきた。しかし、2衛星のダウンリンク信号を差動処理させることで、各空中線の固有誤差を相殺でき高精度な測角ができると考えられる。本装置では2機の静止衛星から同時受信した信号に対してリアルタイムに主/副空中線間の位相を計測するものである。尚、測角における位相雑音特性、及び、位相変動特性の高安定度化を図るため、本装置では受信信号の周波数変換以降の処理をディジタル化している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
-
佐川 一美
NEC東芝スペースシステム(株)
-
佐川 一美
日本電気株式会社
-
川瀬 成一郎
通信総合研究所
-
北原 大介
日本電気株式会社
-
新屋 貴嗣
日本電気エンジニアリ ング株式会社
-
新屋 貴嗣
日本電気株式会社
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