S帯移動体衛星通信・放送システムにおける搭載アンテナ給電系の検討

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概要

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ASCではS帯における将来の移動体衛星通信・放送システムの研究開発を行っている。この研究開発の一つに、衛星搭載用の10m級大型展開アンテナ及びこれを用いてマルチビーム、成形ビームを形成する給電系の開発がある。本報告では、特にLow Level Beam Forming NewtorkとHybrid Matrix Amplifierを用いる給電糸について検討した内容について示す。通信用マルチビームを形成するために、ここでは7素子クラスタを前提として検討した。本構成の給電系は、アンテナの性能を向上させる一方、Hybrid Matrix Amplifier自身の特性に起因する問題点もある。そこで、これらの問題点を明確にして、解決方法を示してゆく。また、本構成は、通信用と放送用の給電系を容易に共用できることを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-02-15

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