GMS-5を用いたSAR通信実験の報告
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概要
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現在、COSPAS/SARSATを利用したLEO-SARシステムが実用化されているが、このシステムは、通信不可能な時間帯が存在する問題がある。この欠点を補完する静止衛星を用いたGEO-SARシステムの構築力検討されており、そのシステムの実現性を確認するために、静止気象衛星5号を用いて、実証実験を実施した。静止衛星受信システムには、微弱な遭難信号を複数同時に検出/復調処理する能力が要求され受信システム単体の性能は、ほぼこの要求を満足していた。一方、衛星通信リンクにおいては、中継帯域中に存在する不要波の影響により、システムの性能は劣下させらているものの、実際の遭難メッセージについては、復調/再生が可能であり、システムの有効性が実証正できた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-26
著者
-
三垣 充彦
独立行政法人電子航法研究所
-
佐川 一美
NEC東芝スペースシステム(株)
-
佐川 一美
日本電気株式会社
-
三垣 充彦
電子航法研
-
長山 伸一郎
日本電気エンジニアリング株式会社
-
三垣 充彦
独立行政法人電子航法研究所機上等技術領域
-
長山 伸一郎
Nece
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