同期用拡散系列を用いた陪直交変調方式の同期CDMA性能

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概要

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本稿では、同期性能を考慮した多元接続性能について検討することを目的としている。特に、同期用拡散系列を用いた陪直交変調方式に着目し、その同期式CDMA性能を同期追跡特性を考慮したビット誤り率特性の点から理論解析により検討している。更に、同期追跡特性を考慮した他局間干渉除去の効果についても明らかにしている。その結果、情報用拡散系列と同期用拡散系列のエネルギー比に最適値が存在することが明らかにされている。本検討では、その最適値はE_b/N_o=10[dB]、ユーザ数K=5のとき約3.1であった。更に、他局間干渉除去を行なうことにより誤り率10^<-3>を達成するとき約5[dB]改善がなされている。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-19

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