アマチュア衛星 "JAS-2" の開発
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概要
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1996年8月に宇宙開発事業団 (NASDA) のH-2ロケット4号機のピギーバックペイロードとして打ち上げられたアマチュア衛星3号 (JAS-2)は, 1986年, 1990年に打ち上げられたJAS-1, JAS-1bの後継機として開発された. JAS-2はJAS-1bと形状, 重量はほぼ同じで, アナログ信号の中継, ストアーアンドフォワード方式のパケット通信システムの提供等JAS-1bの機能を継承する一方, 姿勢制御機能, 9600bps対応のパケット通信機能, ディジトーカ機能が新規に搭載された. 本論文では, 典型的な小型衛星であるJAS-2のシステム概要, 小型化/低価格化の手段, 飛翔結果について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-10-25
著者
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升本 喜就
升本技術士事務所
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北出 賢二
日本電気(株)
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山下 不二夫
日本アマチュア無線連盟
-
小野 英男
日本アマチュア無線連盟
-
近藤 俊幸
日本アマチュア無線連盟
-
升本 喜就
日本電気航空宇宙システム
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阿部 葉子
日本電気航空宇宙システム
-
岩岡 高秀
日本電気航空宇宙システム
-
谷口 洋樹
日本電気航空宇宙システム
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