衛星からの高分解能光学撮像と伝送技術 : 現状と将来(<特集>宇宙応用シンポジウム : ADEOS-II)
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概要
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衛星からの地球画像観測は年毎に進歩発展を遂げ,特に高分解能光学撮像は実用面においても著しい発展を示している.本講演では地表を高分解能にて観測する光学画像観測発展に伴う技術的課題と将来展望について述べる.主要技術課題の第1として,衛星の撮像系へ入射する光量減少による信号対雑音比低下が大きな問題点であり,光学系の大きさが限られている衛星搭載システムにおいては最重要事項である.この方策として時間遅延積分を使用する撮像方式が有効であることを述べる.第2の課題は伝送する画像データ量の著しい増大に関連する事項である.限られた伝送帯域幅において大量のデータ伝送を行うためにはデータ圧縮が不可欠となる.また,圧縮されたデータの伝送においてはビット誤りの及ぼす影響が大きくなるため,誤り訂正符号により誤り発生を防止することが有効な方策となる.これらデータ圧縮と符号誤り訂正は近年顕著な技術発展を見せており.高分解能画像データにきわめて有効かつ不可欠な技術事項となる.本講演においては,これら課題について具体的に解決方策および精密3次元撮像を含む新しい技術内容を述べ,高分解能画像観測の将来システム展望を検討した結果を報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-06-18
著者
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