MRI中での脳波測定の問題点
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
機能的磁気共鳴イメージング(fMRI)は脳機能の解明に欠かせない手法である。しかし測定に比較的時間を要するため、被検者が測定中に覚醒レベルが低下するという問題点がある。このような状態で測定されたデータは統計評価の精度を著しく低下させる。脳波は、その周波数により被検者の覚醒状態をある程度把握することが可能な生体信号である。そこでMRI装置の高磁場中で測定可能な脳波測定装置の開発を行いMRI内での実際の脳波の測定を試みた。その結果、MRI内では約1Hzの脳波に比べて数倍の振幅を持つ規則的なアーチファクトが観察された。このアーチファクトの原因とその除去の可能性に関しても報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-10-27
著者
-
菅野 巌
秋田県立脳血管研究センター
-
菅野 巌
秋田脳血管研究センター
-
小島 正樹
神戸高専電気工学科
-
山本 誠一
神戸高専電気工学科
-
柏倉 健一
科学技術振興事業団秋田研究室
-
柏倉 健一
科学技術振興事業団
-
山本 誠一
電気工学科
-
菅野 巌
秋田県大
-
菅野 巖
秋田県脳血管研セ
-
菅野 巖
秋田県脳血管研究セ
-
菅野 巖
放医研 分子イメージング研究セ
関連論文
- ポジトロン核医学利用専門委員会が成熟技術として認定した放射性薬剤の臨床使用の指針(2009年改定)
- ポジトロン核医学利用専門委員会が成熟技術として認定した放射性薬剤の基準(2009年改定)
- 拡張型心筋症における心筋酸素代謝の検討 : 日本循環器学会第107回東北地方会
- 心筋梗塞患者における梗塞域での心筋酸素代謝と壁運動異常の検討 : 日本循環器学会第106回東北地方会
- 特発性心筋症患者における心筋酸素代謝の検討 : 予報 : 日本循環器学会第106回東北地方会
- 陳旧性心筋梗塞例における心筋含有率の検討 : 日本循環器学会第105回東北地方会
- サイクロトロン核医学利用専門委員会が成熟技術として認定した放射性薬剤の基準と臨床使用の指針(1994年改定)
- MRI中での脳波測定の問題点
- Pr:LuAG (Lu_3Al_5O_)シンチレータ結晶の応用
- 高解像度陽電子放出マンモグラフィ(PEM)装置の開発 (特集 バイオクラスター--新産業創出と産学官連携の新たな挑戦)