ウェーブレット変換による微小網膜電位の成分分析
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概要
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局部光刺激で発生する微小網膜電位(μERG)には眼科で知られたフラッシュ網膜電位の原波形成分が含まれている.成分波形を特徴づけるパラメータは微小網膜電位と2次減衰振動で近似したモデルとのマッチングをとることで推定できる.本稿では,最小2乗法によるマッチングに先立ってウェーブレット変換による前処理を行うように改良した.μERGの各成分波形は対応する周波数領域の変換チャンネルに顕著に含まれるので,最小2乗推定の適用が容易になると期待される.また,この方法を応用して網膜上2部位間におけるμERGの相互干渉性について解析する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-02-18
著者
-
東出 高至
大阪大学工学部電気工学科
-
佐藤 大作
大阪大学工学部電気工学科
-
姜 新
大阪大学工学部電気工学科
-
森田 龍彌
大阪大学工学部電気工学科
-
森田 龍彌
大阪工大
-
森田 龍彌
大阪工大 情報科学
-
森田 龍彌
大阪大学 工学部
-
森田 龍爾
大阪大学工学部電気工学科
-
東出 高至
千葉大学医学部附属病院放射線科
-
森田 龍彌
大阪大学工学部
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