酸性線維芽細胞成長因子の生理作用
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概要
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酸性線維芽細胞成長因子 (aFGF) は分子量約16kDa、アミノ酸140からなるポリペプチドホルモンで、脳室壁上衣細胞で産生され、脳脊髄液中ブドウ糖濃度の上昇により脳内に遊離される。aFGFの中枢作用を検討すると、aFGFは摂食中枢に作用して摂食を抑制するとともに海馬の長期増強の誘導を促進する。また、受動的回避学習やモリス水迷路学習課題において、マウスの学習・記憶を促進する。老化促進モデルマウスに対しては内側中隔コリン作働性ニューロンの脱落およびコリンアセチルトランスフフェラーゼ活性の低下を抑制し、学習・記憶能力の低下を阻止する。最近、aFGFが自律神経系や内分泌系にも作用することが明らかになった。これらの結果はaFGFが中枢において多様な作用をもつことを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-05-24
著者
-
木村 宏
滋賀医科大学分子神経生物学研究センター
-
遠山 育夫
滋賀医科大学分子神経研
-
木村 宏
滋賀医科大学 分子神経科学研究センター
-
木村 宏
滋賀医科大学分子神経科学研究センター
-
木村 宏
滋賀医科大学分子神経学研究センター形態部門
-
大村 裕
富山大学 工
-
佐々木 和男
富山大学・工学部
-
大村 裕
日本臓器製薬・生物活性研
-
李 愛軍
九州大学・医学部
-
大村 裕
日本臓器製薬 生物活性科研
-
木村 宏
滋賀医科大学分子神経生物学研究センター神経形態部門
-
遠山 育夫
滋賀医大分子神経
-
遠山 育夫
滋賀医科大学分子神経科学
-
遠山 育夫
滋賀医科大・分子神経科学研究センター
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