非同期加算平均による誘発脳電位波形の劣化特性と波形復元法
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概要
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頂点潜時が変動する誘発電位を刺激同期加算平均した場合, 誘発電位に関しては非同期加算となり, 加算平均波形は劣化する. 本研究では, 誘発電位の頂点潜時が正規分布に従って変動すると仮定した時の刺激同期加算平均波形の劣化特性を理論的に求め, それの基づいて, 劣化波形から原誘発電位波形を推定する復元法を提案した. さらに, 復元波形の推定精度の理論値を導き, 原波形の区間推定法を提案した. シミュレーションデータを用いて本方法の有効性を示し, 健常成人のP300データに適用して良好な結果を得た.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-01-31
著者
-
柴崎 浩
National Institute Of Neurological Disorders And Stroke National Institute Of Health
-
柴崎 浩
京都大学医学部脳病態生理学講座
-
中村 政俊
佐賀大学理工学部理工学部電気工学科
-
西田 茂人
福岡工業大学情報工学部情報通信工学科
-
柴崎 浩
京都大学医学研究科脳病態生理学講座
-
西田 茂人
福岡工業大学
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