光ファイバリング共振器のカオス : コヒーレンスの影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
光ファイバリング共振器では入射するcw光パワーが増加すると出力がパルス化したり不安定になりさらにはカオスになることが知られている。しかし、これまでの数値解析では入射光は単一周波数でコヒーレントなものとして扱われてきた。我々は今回、入射光のコヒーレンスを考慮して光ファイバリング共振器出力の不安定性を解析した。その結果、コヒーレンスが低下し、入射光のスペクトル幅が30MHzを超えると、出力光パワーの変動はいつも収束し一定となることが明らかになった。また、コヒーレンスはファイバリング長およびファイバリング損失とも密接に影響しあい、リング長および損失とも小さいほどよりコヒーレンスの悪い状態までカオスが現れるようになる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-05-28
著者
関連論文
- 分散フラット/減少ファイバーを用いた広帯域スーパーコンティニウムスペクトルの発生条件
- 分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生の数値解析
- 分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生の数値解析
- B-13-6 分散フラット/減少ファイバによるSUPERCONTINUUM発生の数値解析
- 波長依存損失と高次の分散及び非線形効果を考慮した分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生
- 波長依存損失と高次の分散及び非線形効果を考慮した分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生
- 波長依存損失と高次の分散及び非線形効果を考慮した分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生
- 波長依存損失と高次の分散及び非線形効果を考慮した分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生
- 伝搬方向特性変化ファイバによるSUPERCONTINUUM発生およびパルス圧縮効果の数値解析
- 伝搬方向特性変化ファイバによるSUPERCONTINUUM発生およびパルス圧縮効果の数値解析
- Nd:YAGレーザによる偏波保持光ファイバの非線形屈折率
- 低干渉光源を利用した流動計測システムの開発
- 分散フラット/減少ファイバによるXPMを利用したSupercontinuum発生の数値解析
- 光ファイバリング共振器のカオス : コヒーレンスの影響
- 伝搬方向特性変化ファイバによるSUPERCONTINUUM発生およびパルス圧縮効果の解析
- ガウス形分布光ファイバモードを用いた非線形光ファイバカプラの数値解析
- ガウス形分布光ファイバモードを用いた非線形光ファイバカップラーの数値解析
- Nd : YAGレーザによる偏波保持光ファイバの光カー係数測定
- 光ファイバにおける四光子混合スペクトルのファイバ長依存性
- GeO_2ドープ偏波保持光ファイバにおける非線形光学効果の測定とその応用
- 光ファイバリング共振器のカオス : コヒーレンスの影響
- 光ファイバにおける誘導ブリルアン散乱のカオス
- 光ファイバ低コヒーレンス干渉計による流速分布センシング (特集 光ファイバセンサ)
- エルビウムドープ光ファイバレーザのカオス
- 無線LANにおけるパイロット信号を用いた基地局間光伝送方式
- 低コヒ-レンス干渉を利用した流速分布測定法
- 高分解能光後方散乱測定法