光ファイバにおける誘導ブリルアン散乱のカオス
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
光ファイバで発生する誘導ブリルアン散乱のカオス的挙動の励起光強度、非線形屈折率、及び、ファイバ長依存性を数値計算により調査した。非線形屈折率が0の場合、ファイバ両端における反射(フィードバック)が0.1以下でカオスは現れなかった。非線形屈折率が大きいほど、また、ポンプ光パワーが大きいほどカオスが発生しやすい。非線形屈折率が非常に大きくn_2〜1×10^<-19>m^2/V^2になると、フィードバックがなくてもカオスが発生する。フィードバック光の存在はカオスの発生を容易にするが、ストークス光強度の変動の複雑さは単純にフィードバック光量に依存しない。また、ファイバ長依存性についてはファイバ中のフォノンの寿命で決まるある一定の長さがなければカオスは発生しにくく、ストークス光強度の出力は安定する傾向がある。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-12
著者
関連論文
- 分散フラット/減少ファイバーを用いた広帯域スーパーコンティニウムスペクトルの発生条件
- 分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生の数値解析
- 分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生の数値解析
- B-13-6 分散フラット/減少ファイバによるSUPERCONTINUUM発生の数値解析
- 波長依存損失と高次の分散及び非線形効果を考慮した分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生
- 波長依存損失と高次の分散及び非線形効果を考慮した分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生
- 波長依存損失と高次の分散及び非線形効果を考慮した分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生
- 波長依存損失と高次の分散及び非線形効果を考慮した分散フラット/減少ファイバによるSupercontinuum発生
- 伝搬方向特性変化ファイバによるSUPERCONTINUUM発生およびパルス圧縮効果の数値解析
- 伝搬方向特性変化ファイバによるSUPERCONTINUUM発生およびパルス圧縮効果の数値解析
- Nd:YAGレーザによる偏波保持光ファイバの非線形屈折率
- 低干渉光源を利用した流動計測システムの開発
- 分散フラット/減少ファイバによるXPMを利用したSupercontinuum発生の数値解析
- 光ファイバリング共振器のカオス : コヒーレンスの影響
- 伝搬方向特性変化ファイバによるSUPERCONTINUUM発生およびパルス圧縮効果の解析
- ガウス形分布光ファイバモードを用いた非線形光ファイバカプラの数値解析
- ガウス形分布光ファイバモードを用いた非線形光ファイバカップラーの数値解析
- Nd : YAGレーザによる偏波保持光ファイバの光カー係数測定
- 光ファイバにおける四光子混合スペクトルのファイバ長依存性
- GeO_2ドープ偏波保持光ファイバにおける非線形光学効果の測定とその応用
- 光ファイバリング共振器のカオス : コヒーレンスの影響
- 光ファイバにおける誘導ブリルアン散乱のカオス
- 光ファイバ低コヒーレンス干渉計による流速分布センシング (特集 光ファイバセンサ)
- エルビウムドープ光ファイバレーザのカオス
- 無線LANにおけるパイロット信号を用いた基地局間光伝送方式
- 低コヒ-レンス干渉を利用した流速分布測定法
- 高分解能光後方散乱測定法