ブラインド信号分離 : 超指数法による信号分離(音声・音響情報システム及び一般)
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概要
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ブラインド信号処理技術はここ数年非常に関心が高まってきている.不完全な多変量観測信号から,それらに適合するモデルを推定して元の信号源成分を抽出する信号処理技術を総称してブラインド信号処理と言う.本稿ではディジタル通信に利用される多チャンネルブラインド等化(信号分離)を考える.最近,MarutoneはShalviとWeinsteinが単一チャンネルに対して提案した超指数法を多チャンネルに拡張した.しかし,Marutoneのアルゴリズムは二つの重大な欠点を持っている.その欠点の一つは,入力信号の各要素の分散と4次キュムラントのそれぞれ全て等しい場合に限定されていることであり,もう一つは,初期値が解の近傍にないとき,アルゴリズムが望ましくない解へ収束してしまうことである.これらの欠点を克服するため,井上と種部は多チャンネルブラインド等化(信号分離)を達成する超指数アルゴリズムを開発した.本稿では,その詳細を紹介する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-09-10
著者
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