ブラインド信号分離 : 超指数法による信号分離(音声・音響情報システム及び一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ブラインド信号処理技術はここ数年非常に関心が高まってきている.不完全な多変量観測信号から,それらに適合するモデルを推定して元の信号源成分を抽出する信号処理技術を総称してブラインド信号処理と言う.稿ではディジタル通信に利用される多チャンネルブラインド等化(信号分離)を考える.最近,MarutoneはShalviとWeinsteinが単一チャンネルに対して提案した超指数法を多チャンネルに拡張した.しかし,Marutoneのアルゴリズムは二つの重大な欠点を持っている.その欠点の一つは,入力信号の各要素の分散と4次キュムラントのそれぞれ全て等しい場合に限定されていることであり,もう一つは,初期値が解の近傍にないとき,アルゴリズムが望ましくない解へ収束してしまうことである.これらの欠点を克服するため,井上と種部は多チャンネルブラインド等化(信号分離)を達成する超指数アルゴリズムを開発した.本稿では,その詳細を紹介する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-09-10
著者
関連論文
- ブラインド信号処理の最近の動向 : 超指数法と固有ベクトル法(ブラインド信号処理の技術とその応用論文)
- 適応的なロバストSuper-Exponential法を用いた瞬時混合ブラインド音源分離(研究速報)
- 周波数領域BSSに対するSEMと参照信号EVA(アレー信号処理・音響計測/一般)
- 多元有色信号源FIR伝送路に対するブラインド収縮法
- ブラインド分離法を使って混合信号から興味がある1つの信号を分離する方法
- A-4-17 ブラインド分離法を用いて興味がある1つの信号を混合信号から分離する方法
- ブラインド信号分離 : 超指数法による信号分離(音声・音響情報システム及び一般)
- ブラインド信号分離 : 超指数法による信号分離(音声・音響情報システム及び一般)
- ブラインド信号分離 : 超指数法による信号分離(音声・音響情報システム及び一般)
- ブラインド信号分離 : 超指数法による信号分離
- 多源信号のブラインド分離と復元 (独立信号分析と信号分離の基礎)
- 多源信号のブラインド分離と復元 (独立信号分析と信号分離の基礎)
- 遺伝的アルゴリズムを用いたブラインド信号分離について
- 遺伝的アルゴリズムを用いたブラインド信号分離について
- 遺伝的アルゴリズムを用いたブラインド信号分離について
- 超指数アルゴリズムによる多チャンネルブラインド等化
- 超指数アルゴリズムによる多チャンネルブラインド等化
- 超指数アルゴリズムによる多チャンネルブラインド等化
- 多変数制御系の理論と応用-6-
- 多変数制御系の理論の応用-7-
- 多変数制御系の理論と応用-8-
- 結合倒立振子の安定化制御
- 信号のブラインド分離と復元
- 高次統計量キュムラントによる信号処理-II
- 高次統計量キュムラントによる信号処理-I
- 有理型伝達関数行列の行列分解表現とマクミラン形式
- SA-2-1 適応信号処理技術の新展開 : 21世紀への期待 (招待講演要旨)