直交化フィルタを用いたCDMA干渉キャンセラの特性改善に関する検討

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概要

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直接拡散CDMA方式では、同一周波数帯域を複数のユーザが共用するために同ーチャネル干渉が生じる。この同ーチャネル干渉を除去するために様々な干渉キャンセラが提案されている。直交化フィルタを用いた干渉キャンセラは自局の拡散符号のみを用いて干渉を除去できるものの周波数選択性フェージング環境下では動作が不安定になるという欠点があった。本報告では、まず周波数選択性フェージング環境下でも安定に動作する干渉キャンセラを提案し、その特性を評価した。次に提案干渉キャンセラをパスダイバーシチ受信機ヘ拡張した場合について、新たな干渉キャンセラとパスダイバーシチ受信機の構成を提案し、その特性を評価した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-05-20

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