広帯域多地点双方向映像通信システムにおける配信モデルの検討(セッションB-2)(<特集>アクティブネットワーク,IP-VPN,ネットワークセキュリティ,超高速ネットワーク,P2P通信及び一般)

概要

論文の詳細を見る
リアルタイム双方向映像通信はCDNに代表されるコンテンツ配信のような映像アプリケーションとは異なり、(1)コンテンツの発信源が不確定であるため、グループ通信の開始ごとにコンテンツの送受信経路がその都度異なる、(2)アプリケーションはコンテンツを蓄積して再生することが不可能なリアルタイム再生機構を持つ、という特徴を持つ。このため、限られたネットワーク帯域内でリソースを有効利用するために従来の映像配信で用いられるコンテンツサーバキャッシュなどの技術は適用できない。そこで本研究ではこのような特徴を持つ双方向映像通信において、特にネットワークリソースの有効活用を目的としてスプリッタを利用する配信モデル(スプリッタモデル)における選択アルゴリズムを提案した。そして、受信者に対しそれぞれユニキャストで送信する配信モデル(ユニキャストモデル)と比較するため、定量的評価を行った。その結果、本研究で提案する選択アルゴリズムを用いる配信モデルはユニキャストモデルに比べ、ネットワークに収容可能な最大のユーザ数、ネットワークリソースの使用効率において優れていることがわかった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-09-11

広帯域多地点双方向映像通信システムにおける配信モデルの検討(セッションB-2)(<特集>アクティブネットワーク,IP-VPN,ネットワークセキュリティ,超高速ネットワーク,P2P通信及び一般)

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク