FDTD 法を用いた地中埋設無限長導体による円筒波の過渡散乱解析
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概要
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電磁波を用いて地下埋設物をイメージングする手法を確立するためにはいろいろな地下埋設物による散乱持性を知ることが重要である.本論文では,地中に任意断面の無限長完全導体が埋設され,地表付近に埋設物と平行に無限長線状電流源が置かれている場合の過渡散乱特性をFDTD(Finite Difference Time Domain)法によって数値的に解析した.散乱体を方形メッシュで近似する際に生じる誤差は,散乱体表面の境界条件を満足するような補間式を導入することによって改善した.計算から得られた各時間ステップの電磁界の空間分布を示すと共に,地表近傍の電波の伝搬特性や,各種形状の散乱体の散乱特性を検討し,波源と地中,散乱体と地上間に直達波とラテラル波の二つの波が存在することを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-04-25
著者
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